摂食嚥下障害では介護食はやわらか食に

入院先の病院で摂食嚥下障害に関して特に詳しい看護師さんに自宅での介護食の用意の仕方について質問してみたら、どんなものでも柔らかくすれば食べられると教えてもらいました。三食を小分けにして冷凍庫で保存しておくと用意に時間がかからなくなります。「あまり食欲がない」「食べにくい」と感じることが増えると、必然と用意するものも簡単なものになってしまうでしょう。そういうときは、すぐに用意できる食品を足して、少量でも効率よく栄養が摂れるように工夫してみましょう。食欲がないとき、「おかゆを食べていればだいじょうぶ」と思っていませんか?おかゆはごはんより多くの水で作られているので、1杯のエネルギーはごはんの半分以下。そのためおかゆとともに、その他の食材をうまく組み合わせて、足りないエネルギーと栄養を補っていきましょう。加齢や病気・怪我などにより、固いものが食べづらい、水気のあるものが飲み込みにくいといった問題が出てきます。介護用食品はどれだけ歳を取っても食事を楽しめるために、どれだけ食べやすいかに焦点を当てた商品や、少量でも必要な栄養を摂取できる商品などがあります。家庭で介護食を用意するのはとても大変です。介護用食品によって、ひと息つく時間が生まれたり、献立についての日々の悩みを少し軽くできるでしょう。介護を受ける側も、手助けをする側も、どちらも幸せになれる介護食品をぜひ使ってみてください。老人ホームの食事は栄養士が栄養管理した献立を作り、調理師が調理したお料理を提供しておりますが、飲み込むことや噛む力が特に低下している方の場合は、どの形状の料理が最適かを考慮して調理しなければなりません。また各老人ホームによりますが、もとからなめらかになっている食事ではなく、「ソフト食」と呼ばれる、食べ物の形もはっきりとしてなおかつ舌で簡単に押しつぶせる料理があり、たとえ飲み込みや噛む機能が低下したかたでも、美味しく食べられる調理法を提供している老人ホームもあります。最近、高齢者ではフレイル(虚弱)という概念が注目されています。フレイルとは、体重が落ちたり歩いてもすぐ疲れてしまうといった様子がみられ、このまま悪くなり続けると介護が必要になってしまう状況が近い将来訪れる可能性が高いことをいいます。フレイルの状態から、筋肉量の低下「サルコペニア」や、骨や関節・筋肉の機能が低下することによって歩くことや座ったりなどの日常生活が難しくなってしまう「ロコモティブシンドローム」、最悪の場合起き上がることさえ困難な状態になってしまうといいます。そして十分な栄養を摂らないことこそが、最悪の事態を引き起こす原因なのです。年齢とともに顔の筋肉が下がってきたり歯がもろくなってくると、 飲み込む力(嚥下力)や噛む力(咀嚼力)が衰えてきます。昔からよく食べていたものを簡単に食べられなくなり、飲み込むときにしばしば喉につかえて咳き込んでしまい、最悪の場合、誤って食べ物が気管に入ってしまったことで「誤嚥性肺炎」を引き起こすこともあり得ます。また、高齢者は一般的に若い頃よりも食欲が低下するため、柔らかいものなど簡単に食べられるものばかりを食べてしまったり、一度に沢山の量を食べられなくなり健康的とはいえない状態になってしまっていることがあります。疲れにくく病気になりにくい体を維持するためにエネルギーを、骨格筋の動きの良さを保つために意識して良質なタンパク質を摂ることをおすすめします。卵や豆腐は消化のよい良質なたんぱく質なので、もし肉や魚を食べることが難しい方は、たんぱく質を摂るために、卵や豆腐を食べることをおすすめします。そして肉や魚から摂取できる動物性たんぱく質には栄養素、例えばアミノ酸やビタミン・ミネラルの種類が豊富なので、毎日食べる食品の種類が多ければ多いほど、年齢を重ねても衰えることなく、長生きできるそうです。年齢の変化や病気によって食べる機能は低下します。介護食は食べる力が衰えてしまった方のための食事ですが、ひとりひとり機能の程度は違います。不安がなく食事をするための目標の手掛かりとしてレベルごとに分けられているのが介護食です。どの程度食べる動作が困難かによって嚥下食ピラミッドを普通食から嚥下食までが6つの程度に分け、どの段階の方でも美味しく食事ができるように、食物のやわらかさなどを統一することで、病院や施設と同じように家庭でも安全に食事を行うために非常に役立つ目安です。介護食の見た目は、食べたいという気持ちを出すためにとても重要なことです。食事のし易さに重きを置きすぎて、味はもちろんのこと見た目が悪くても、食に対する意欲が薄れてしまいます。うまく噛めない方でも口にしやすいか、喉を通りやすいかなど安心して食べられるように考えられています。高齢者は唾液が分泌されにくくなるため、口に食べ物を運んだ時、水分を吸収してしまう食べ物は食べにくいです。その反面、水分が多過ぎてしまっても、むせてしまうこともあるので、口にしやすいものを使って、美味しく食べられるように加工します。介護食は食べやすい形にすることがとても大事ですが、また、身の回りの世話をする方の食事の用意の負担をできるだけ少なくするためにも、専用の調理器具があるとかなり助けになります。介護食の特徴は柔らかく、なめらかな状態、噛みやすいサイズです。フードプロセッサーは少ない水の量で食材を細かく切ったり、すりつぶした状態にするなど必要な用途に合わせて使えるので役に立ちます。その他にもマッシャーやすり鉢を使って食べにくいものを調理することも可能です。さらになめらかさが必要な場合には、裏ごし器を使うと粒粒感がなくなります。一般的に病院食といえば完成された料理をそのまま流動食にしたものが主で、当然美味しそうには見えず、味もあまりよくありませんでした。入院生活を送っている高齢者の方の食事があまり好ましい状況でなかったのは決して噛めないことが原因なわけではなく、その原因のほとんどが見た目の悪さや味の悪さなので、家では完成品を丸ごとミキサーにかけるごはんは出さないと心に誓いました。引用:介護 食事 宅配 口コミ